Macの「ダウンロード」フォルダを整理する方法
Macの「ダウンロード」フォルダを片付けるには、Finderで開いてリスト表示に切り替え、サイズ順、続いて追加日順に並べ替えて、あとから入手し直せるインストーラ、アーカイブ、重複ファイルをゴミ箱に入れます。書類の唯一のコピーかもしれないものは開いて確かめるまで残しておき、ゴミ箱を空にするのは確信が持ててからにしましょう。
「ダウンロード」フォルダの実体は~/Downloadsで、ホームフォルダにあるごく普通のフォルダです。macOSが自動で片付けることはなく、ブラウザは保存し続け、システムが必要とするものも入っていないので、ディスクがいっぱいになるまで膨らみがちです。裏を返せば、中のファイルはどれもいつか理由があって置かれたもので、片付けは一掃ではなく見直しの作業になります。
「ダウンロード」にたまるもの
長く使ってきた「ダウンロード」フォルダの中身は、だいたい次のグループに分かれます。
- ディスクイメージとインストーラパッケージ。 アプリを「アプリケーション」にドラッグするために開いた
.dmgや、一度だけ実行した.pkgインストーラです。最も大きい項目であることが多く、たいていいちばん消しやすいものでもあります。 - アーカイブと展開されたコピー。
.zipをダブルクリックすると、Appleによれば展開された項目は.zipファイルと同じフォルダに表示され、元のファイルもそのまま残ります。Safariも.zipファイルなどをダウンロード後に展開します。どちらの場合も、同じ中身を2つ抱えることになりがちです。 - 重複ファイル。 同じファイルをもう一度保存すると、
report (1).pdfやreport (2).pdfのような名前になります。Safariは以前ダウンロードした項目を再びダウンロードすると古いほうの重複を削除しますが、ほかのブラウザやアプリはそうとは限らず、メールやチャットアプリから保存したファイルはこのルールの対象外です。 - 途中で止まったダウンロード。 中断したダウンロードは不完全なファイルを残すことがあり、Chromeでは
.crdownload、Safariでは.downloadという名前が付きます。どちらのブラウザも一時停止したダウンロードをダウンロードリストから再開できます(Safari、Chrome)。誰も再開しない不完全なファイルはただの重荷です。 - AirDropで受け取ったもの。 Macでは一部のAirDrop項目は自動的に「ダウンロード」フォルダに保存されるので、iPhoneから送った写真やビデオがここに届いたまま残っていることがあります。
- 保存先を変えた場合のスクリーンショット。 スクリーンショットはデフォルトではデスクトップに保存されますが、スクリーンショットツールのオプション › 保存先メニューで別のフォルダを指定できます。一度「ダウンロード」を選んだことがあれば、それ以降の撮影はすべてここにあります。
サイズ順と古い順でフォルダを見る
フォルダの中身に順位を付けるのに必要なものは、Finderにすべてそろっています。「ダウンロード」を開いてから、次のようにします。
- 表示 › リストを選択します。
- 表示 › 表示オプションを表示を選択します(またはCommand-Jキーを押します)。AppleのガイドにFinderの表示ごとの表示オプションの説明があります。
- サイズと追加日の列をオンにします。列の見出しをControlキーを押しながらクリックし、表示されるメニューから列を選ぶこともできます。
- 同じパネルですべてのサイズを計算をオンにして、フォルダにもサイズが表示されるようにします。そうしないと、展開したアプリのフォルダやプロジェクトのフォルダが、1つの大きなファイルの隣で重さがないように見えてしまいます。
- サイズ列の見出しをクリックして並べ替えます。もう一度クリックすると並べ替えの順序が逆になります。
サイズは容量がどこにあるかを、追加日はどれだけ放置されているかを教えてくれます。追加日はアプリが最後にファイルを変更した日ではなく、ファイルがこのフォルダに入った日を表すからです。追加日で並べ替えると、リストの古い端には、とうに入れ替えたバージョンのアプリのインストーラが並んでいることがよくあります。
Finderは並べ替えをフォルダごとに記憶するので、この設定は一度で済みます。
問題が実は「ダウンロード」ではなかったとわかった場合、ディスク全体を測るのは別の作業です。それについてはMacで大きなファイルを見つける方法でターミナルのコマンドとツリーマップ表示を紹介しています。
最近の項目、スマートフォルダ、クイックルック
「ダウンロード」のファイルが数千個に増えてしまったときに役立つFinderの機能が2つあります。
最近の項目はFinderのサイドバーにあります。Appleは「最近の項目」をクリックし、ツールバーの「グループ」ボタンをクリックして「最後に開いた日」を選ぶ方法を紹介しています。実際に使っているものを確かめるにはよい方法ですが、「最近の項目」は「ダウンロード」だけでなくMac全体の最近のファイルを表示するので、削除は「ダウンロード」フォルダの中で行いましょう。
スマートフォルダは保存された検索です。ファイル › 新規スマートフォルダを選び、検索フィールドの下にある追加ボタンをクリックして、属性のポップアップメニューから条件を組み立てます。たとえばディスクイメージを探す「種類」の条件や、長いあいだ開いていないファイルを探す日付の条件です。保存しておけば、ファイルの出入りに合わせて内容が更新されます。何もコピーや移動はしないので、スマートフォルダから削除すると本物のファイルが削除されます。
document.pdfやIMG_4021.HEICのようなあいまいな名前のファイルを削除する前に、選択してスペースバーを押しましょう。クイックルックが開き、矢印キーでリストの次のファイルへ進めます。1つずつアプリで開くより速く、「ダウンロード」にしか置いていなかった契約書やスキャンに気づくいちばん手軽な方法です。
削除してよいもの、残すもの
たいてい削除してよいもの:
- アプリをすでに「アプリケーション」にコピーし、イメージを取り出した状態でもアプリが開ける
.dmg。MacのDMGファイルは削除できるかで確認方法と、自分で作ったディスクイメージは別物である理由を説明しています。 - インストールが完了し、ソフトウェアが動いている
.pkgインストーラ。パッケージを削除してもソフトウェアはアンインストールされません。 - 展開したコピーを残している
.zip、またはアーカイブのほうを残したいなら展開したフォルダ。両方ではなくどちらか一方を残します。 - 番号付きの重複ファイル。
file (1)が本当にfileと同じかをクイックルックで確かめてから削除します。 - 再開するつもりのない不完全なダウンロード。
残すか、意図した場所に移すもの:
- 書類の唯一のコピー。 請求書、署名済みの書類、スキャンは、いつまでも保管してくれるとは限らないサイトからダウンロードしたものであることが多いものです。残したいなら「書類」やバックアップしている別のフォルダに移しましょう。そうすれば、もう「ダウンロード」の問題ではなくなります。
- 今もマウントしているディスクイメージ。 暗号化されたイメージや自分のファイルを収めたイメージは、インストーラではなく保管場所です。
- オフラインで必要なインストーラや、特定の古いバージョンのインストーラ。
まとめて大量に削除する前に、フォルダがどこと同期しているかも確認しましょう。Appleの「デスクトップ」フォルダと「書類」フォルダのオプションはデスクトップと「書類」フォルダをiCloud Driveに保存し、あるデバイスで同期済みのファイルを削除すると、同じAppleアカウントを使うすべてのデバイスで削除されます。この機能は「ダウンロード」には触れていませんが、自分で「ダウンロード」を同期フォルダの中に移した場合や、別のクラウドアプリで同期している場合も同じルールが当てはまります。ここでの削除は、どこでも削除になります。
Safariのダウンロードリストはフォルダではない
Safariには、片付けのように聞こえて実はそうではない設定があります。Safari › 設定 › 一般のダウンロードリストからの削除メニューは項目をリストから削除するタイミングを選ぶもので、デフォルトでは項目は1日後に削除されます。ダウンロードリストの消去ボタンや、1つの項目に対するリストから削除も、変えるのはそのリストだけです。
どれも「ダウンロード」の中のファイルには触れません。リストを消去すると古いダウンロードはSafariのツールバーから消えますが、ディスク容量はFinderでファイル自体を削除するまで使われたままです。同じ画面のファイルのダウンロード先メニューでは、新しいダウンロードを別の場所に保存したい場合に保存先を変更できます。
ストレージ設定を使い、ゴミ箱を空にする
macOSには独自のストレージの概要がアップルメニュー › システム設定 › 一般 › ストレージにあります。Appleのストレージ設定を変更するガイドによれば、「書類」カテゴリでは対応するボタンで大きなファイルやダウンロードを表示し、名前、種類、最後にアクセスした日、サイズで並べ替え、ファイルブラウザを開いてフォルダの使用容量を確認できます。上部のおすすめにはゴミ箱を自動的に空にするがあり、ゴミ箱に入ってから30日を過ぎた項目を消去します。ストレージ設定のほかの部分は、Appleのより広いストレージ容量を解放するの記事にまとまっています。
ファイルをゴミ箱に入れただけでは、まだ容量は空きません。ファイルをゴミ箱に入れても、ゴミ箱を空にするまでそのストレージ容量は使えるようになりません。それまでは項目を選択して「ファイル」›「戻す」を選ぶと「ダウンロード」に戻せるので、大掃除のあとの安全な猶予期間として役立ちます。数日たっても困ったことがなければゴミ箱を空にしましょう。Finder › 設定 › 詳細 › 30日後にゴミ箱から項目を削除をオンにすれば、Finderが代わりにやってくれます。
ゴミ箱が空にならない、または項目が使用中だと表示される場合は、Macのゴミ箱が空にならないでメッセージごとに説明しています。「ダウンロード」以外にも片付けを広げるなら、Macの空き容量を増やす方法でほかに見るべき場所を順に紹介しています。
Moleの役割
Moleは「ダウンロード」フォルダを空にしたり並べ替えたりはしません。「クリーン」の「開発ツール」グループでは、「ダウンロード」の直下にあって14日以上経過した.pkgインストーラパッケージを一覧にできますが、それもMoleにフルディスクアクセスがある場合だけです。各パッケージは本物のインストーラパッケージかどうかを確認し、インストーラの実行中はスキップし、確認用に未選択の状態で表示し、そのまま削除するのではなくゴミ箱に移します。ディスクイメージ、アーカイブ、書類など「ダウンロード」のほかのものは「クリーン」の対象外で、ドキュメントにあるとおり、ゴミ箱そのものは「クリーン」の最後の行です。
それ以外は「分析」が、ブロックの面積がサイズに比例するツリーマップでディスクを表示するので、重い「ダウンロード」フォルダが目立ち、そこから中へ掘り下げられます。項目を右クリックしてゴミ箱に移動を選ぶとFinderと同じように移動され、あとで戻せます。「分析」はサイズ順だけで古さでは並べず、「ダウンロード」フォルダそのものはゴミ箱に移さず、中の項目だけを移します。
よくある質問
「ダウンロード」の中身を全部削除しても安全ですか?
やみくもには削除しないでください。大半はたいてい入手し直せるインストーラやコピーですが、「ダウンロード」は多くの人が領収書やスキャンの唯一のコピーを置いている場所でもあります。サイズ順に並べ、よくわからないものはクイックルックで確かめ、残したいものは先にバックアップしている場所へ移しましょう。
Safariのダウンロードリストを消去するとファイルも削除されますか?
いいえ。ダウンロードリストからの削除、消去、リストから削除が変えるのはSafariのリストだけです。ファイルはFinderで削除するまで「ダウンロード」に残ります。
ダウンロードしたファイルを削除したのに空き容量が増えないのはなぜですか?
削除したファイルはゴミ箱に入っていて、空にするまで容量を使い続けます。空にしたあとも数字が追いつかない場合は、macOSが空き容量として表示するまで、しばらくその領域が確保されていることがあります。
ダウンロードの保存先は変えられますか?
はい。SafariではSafari › 設定 › 一般のファイルのダウンロード先を使います。ほかのブラウザにはそれぞれの設定があり、AirDropは一部の項目を引き続き「ダウンロード」に保存することがあります。