Mac の Premiere Pro メディアキャッシュを削除・再生成・管理する
Premiere Pro のアプリ本体が同じサイズでも、メディアキャッシュは増えていきます。Adobe のサポートフォルダを削除する前に、Premiere のメディアキャッシュ設定を開いてください。最適化されたオーディオ、ピークファイル、データベース、プロジェクト、プロキシでは役割も復元の負担も違います。
キャッシュと編集素材を分ける
Adobe のメディアキャッシュの説明は、生成ファイルとそれを管理するデータベースを区別しています。削除対象を決める前に確認します。
| データ | 役割 | 削除の境界 |
|---|---|---|
| Media Cache Files | .cfa や .pek などの最適化オーディオとピークファイル |
再生成には利用可能なソースメディアと時間が必要 |
| Media Cache | 生成キャッシュへのリンクを持つデータベース | Adobe のキャッシュ手順を使い、サポートフォルダ全体をリセットしない |
| プロジェクトと撮影素材 | 編集内容と元の素材 | キャッシュ削除の対象から外す |
| プロキシ | 元のクリップに関連付けた別のメディア | プロキシ管理として別に判断するまで保持 |
Adobe はフル解像度メディアへのプロキシのアタッチを別の手順として説明しています。編集用に生成したというだけで、プロキシを捨てられるキャッシュに分類しないでください。
削除前に現在の保存先を確認する
Premiere のメディアキャッシュ設定を開き、変更前の保存先を記録します。Adobe は保存先の変更に対応しているため、古いパスに大きなフォルダがあっても現用キャッシュとは限りません。
Adobe の手動削除手順が示す Mac の親フォルダは次です。
~/Library/Application Support/Adobe/Common
ここ、または設定済みの場所にある個別のキャッシュフォルダを確認します。Common 自体や Adobe 全体は削除しません。見つからない場合は作成せず、Premiere に記録した保存先を確認します。
一般的な判断は削除できる Mac キャッシュのガイドを参照してください。これはキャッシュの整理であり、Creative Cloud の削除とは別です。
まず未使用キャッシュの削除から試す
プロジェクトを保存し、ソースメディアの入ったドライブを接続します。Adobe の環境設定からの削除手順では、未使用キャッシュと現在の場所にある全キャッシュを選べます。
- 削除前の保存先とサイズを控えます。
- Premiere のメディアキャッシュ設定から削除ダイアログを開きます。
- 最初は範囲の狭い未使用キャッシュを選び、確認します。
- 同じプロジェクトを開き、音声、波形、再生を確認してから次へ進みます。
Adobe の未使用という条件は、ソースメディアが見つからなくなったファイルです。未接続のドライブで対象が変わる可能性があるため、完了済みの古いプロジェクトという意味に取らず、使用中の素材を先に接続します。
全体を再生成する場合、Adobe は全プロジェクトを閉じ、プロジェクトを開く前に全キャッシュ削除を行うよう案内しています。範囲が広いので、次回の再生成に必要な時間を確保します。
再生成が終わってから再生を判断する
Adobe は削除後に開くプロジェクトには再生成時間が必要と説明しています。直後の遅い再生だけで判断せず、処理完了後に同じシーケンスを確認します。
再生成にはソースメディアが必要です。キャッシュ削除で失った元映像、プロジェクト、プロキシは戻りません。クリップが見つからない場合は削除を止め、欠落したメディアを先に解決します。
Premiere が開かない場合、Adobe は終了した状態での手動削除も案内しています。確認済みの保存先のキャッシュだけを対象にします。手動で移した項目は確認中に復元できる状態を保ちますが、ゴミ箱から戻せるのは完全削除前だけです。アプリ内の削除ボタンにも同じ復元経路があるとは考えないでください。
自動削除の条件か保存先を変える
Adobe の自動キャッシュ管理では、経過期間かサイズで削除できます。元の選択を控えて作業に合う条件を一つ選び、Premiere を終了して開き直します。
自動削除は即座に空にする操作ではありません。Adobe の説明では起動後に対象の整理が始まり、以後は週単位で実行されます。対象は文書にある .pek、.cfa、.ims で、プロジェクトのアーカイブ全体ではありません。
保存先の操作から別の場所も選べます。変わるのはキャッシュの置き場所で、編集素材の総量ではありません。新旧の場所を記録し、プロジェクトで新しい場所を確認したうえで古いキャッシュを個別に調べます。
戻す場合は記録した設定を復元し、Premiere を開き直します。戻るのは今後の動作で、削除済みのファイルではありません。残る容量が映像やプロキシなら大きなファイルのガイドを使います。
Mole が扱う範囲
Mole Mac のクリーンは、条件を満たす標準の ~/Library/Application Support/Adobe/Common/Media Cache Files をデザインツールに表示します。この項目は隣の Media Cache データベースを含まず、Premiere の独自の保存先にも追従しません。
認識対象の Adobe メディアアプリが起動している間はこのキャッシュ削除を保留し、削除直前にも再確認します。Adobe の未使用判定、自動削除、保存先の変更には Premiere 自身の設定を使います。
よくある質問
キャッシュ削除でプロジェクトも消えますか?
キャッシュ手順は生成キャッシュが対象で、プロジェクトや元映像ではありません。別に保持し、Adobe の親フォルダ削除で代用しないでください。
なぜキャッシュがまた増えるのですか?
Premiere は素材を使うと必要なキャッシュを再生成します。作業中のキャッシュが空のままと考えず、再生成後の容量と保持条件を確認します。
プロキシも一緒に削除できますか?
別に判断します。プロキシは関連付けたメディアで、キャッシュ削除はプロキシ管理やプロジェクトのアーカイブ手順ではありません。