Mac の fileproviderd の CPU 使用率が高いときにクラウド同期を調べる
アクティビティモニタで fileproviderd の負荷が高いままなら、まずどのクラウドアカウントが処理中なのかを調べます。同期フォルダの削除や全アプリのリセットは、未送信の変更を危険にさらし、原因も追いにくくします。サービスを一つだけ一時停止し、前後を比べてください。
fileproviderd の役割
Apple の File Provider の説明にあるように、この仕組みはクラウドサービスを Finder とファイルシステムに接続します。システムデーモン fileproviderd は拡張機能やファイル情報を調整しますが、プロセス名だけでは対象アカウントは分かりません。
Dropbox の File Provider モード、macOS 12.1 以降の Google Drive ストリーミング、Box Drive の構成は各社が説明しています。Dropbox には従来のモードもあるため、インストール済みアプリで確認します。
Microsoft も macOS 12.3 の OneDrive と File Providerを説明しています。iCloud Drive もアカウント一覧に加えます。iCloud 固有の調査は bird と cloudd のガイドを参照してください。
進行中の処理と繰り返す問題を分ける
Dropbox の CPU 使用率の説明では、初回同期、多数のファイル、他のアプリによる継続的なアクセス、アクセス権が挙げられています。調査の仮説にはなりますが、今回の原因が Dropbox だという証拠ではありません。
| 状況 | 確認すること | 次の操作 |
|---|---|---|
| アカウントや大きなフォルダを追加した | 未処理の項目が減っているか | リセットせず進行を確認する |
| 小さなファイルが大量に更新される | 対象フォルダと書き込み元のアプリ | 書き込み元を止めて比較する |
| 同じファイルが繰り返し表示される | エラーと競合の情報 | 両方の版を残してから解決する |
| CPU が高く進行も見えない | どのアカウントの停止で変化するか | 対象サービスを絞り込む |
大容量のフォルダと、小さなファイルが多数あるフォルダでは条件が異なります。問い合わせには概算容量とファイル数を添え、CPU 使用率だけでデータベース破損と判断しないでください。
Finder でサービスを確認する
各クラウドアプリを開き、アカウント、同期状態、表示されるファイル名を記録します。Finder の対応するサイドバー項目も確認しますが、場所の間でファイルを移動しないでください。
Google は File Provider の保存場所が Finder の「場所」に表示され、通常 ~/Library/CloudStorage にあると説明しています。同じ macOS 向け文書で設定からモードを確認できます。実際の場所はアプリの表示を優先します。
試しに ~/Library/CloudStorage や ~/Library/Application Support/FileProvider を削除してはいけません。Google は、ストリーミング領域からドラッグすると移動になり、クラウド側のファイルがゴミ箱に入る場合を説明しています。リセット前に必要な完全なファイルを別の場所へコピーし、開けるか確かめます。同期は独立したバックアップではありません。
一つずつ一時停止して比較する
Apple の CPU 表示の説明を参考に、同じ作業条件で fileproviderd を観察し、アプリの同期表示も記録します。
- Dropbox はメニューバーのアイコンから下部の同期状態をクリックし、公式手順で一時停止します。
- Google Drive はデスクトップ版ガイドの停止操作を使います。File Provider の同期停止中は新しいファイルをダウンロードできません。
- OneDrive はメニューバーの雲を Control キーを押しながらクリックし、Microsoft の手順で停止時間を選びます。確認後は再開します。
- 一つを再開してから次を試します。Box や iCloud で停止操作が見つからなくても、代わりにサインアウトしないでください。
停止で負荷が下がり、再開で上がるなら関連はありますが、ファイル破損の証明ではありません。変化がなければ同期を戻し、そのアカウントをリセットせず調査を続けます。
表示されたファイルを先に調べる
エラーにファイル名があればアプリとウェブで確認します。Dropbox の競合コピーの説明では編集が重なった場合の別バージョンを扱っています。必要な編集を比較して残し、重複名をまとめて削除しないでください。
同じフォルダを書き換えるアプリは比較中だけ終了します。処理が終わったら最近の重要なファイルをローカルとウェブで開き、同条件で CPU を確認します。
共通の正常な CPU 値や完了時間はありません。決まった時間だけ待つより、未処理項目が減り、ファイルが使えるかを確認します。
一つのサービスをリセットする条件
同じアカウントが止まり続け、一時停止で関連を確認でき、未送信の変更に検証済みの独立コピーがある場合にだけ検討します。アカウント、同期場所、エラーを記録しておきます。
OneDrive のリセット手順はアプリ内部のスクリプトを使い、配布版で名前が異なります。該当する手順で再設定し、同期フォルダの選択も確認します。他社や iCloud には適用しません。
再インストールが必要なら Dropbox の削除ガイドと Google Drive の削除ガイドへ進みます。Dropbox、Google Drive、OneDriveの実測記録は削除範囲の説明であり、ログイン中の同期復旧を保証しません。
Mole ができること
Mole Mac のクリーンスキャンにはクラウドのキャッシュ項目がありますが、その削除は File Provider のリセットではありません。同期状態の修復と混同せず、この調査には各サービスの操作を使ってください。
よくある質問
fileproviderd なら iCloud が原因ですか?
いいえ。プロセス名で決めず、動作中のアカウントを一つずつ比較します。
CloudStorage フォルダを削除すべきですか?
削除しません。対象の場所を確認し、アカウントの保守前に完全な独立コピーを残します。
一時停止しても負荷が下がらない場合は?
同期を戻し、前後の記録を残して別のサービスを調べます。変化がないだけではリセットの理由になりません。