Mac の coreaudiod の CPU 使用率が高いときの切り分け方
coreaudiod が CPU 一覧の上位に居続けるときは、音声を使うアプリとデバイスから調べます。これは macOS の Core Audio デーモンで、アンインストールするアプリではありません。再起動で音声を一時的にリセットできても、負荷の原因となったアプリ、デバイス、ドライバは特定できません。
音楽再生、通話、複数デバイスへの音声ルーティング中に処理が発生すること自体は、故障の証拠ではありません。停止後も高負荷が続くなら、共通の正常値を決めるのではなく、条件をそろえて比較します。
負荷が変わるアプリを見つける
Apple のアクティビティモニタの手順には、プロセスの検索と列による並べ替えがあります。coreaudiod を探し、ほかの条件を変えずに一つずつアプリを試して CPU 使用率を見ます。
音楽やブラウザの動画を一時停止し、通話や録音を終えてから、関連アプリを一つずつ終了します。動作中なら Zoom や Teams も含めます。疑わしいアプリを再び開き、同じ再生や通話を試してください。繰り返し負荷が下がって上がればきっかけを絞れますが、CPU の数値だけで音声クライアントやアプリの不具合は確定できません。
| 比較 | 切り分けること | 次の確認 |
|---|---|---|
| 再生や通話の実行中と停止後 | 実行中の処理と停止後も続く動作 | そのアプリを終了して再試行 |
| 内蔵出力と外部・仮想デバイス | デバイスや経路の関与 | 一つずつ再接続 |
| 単純な経路と機器セット | 複数デバイスの設定 | レートと同期を確認 |
ほかのバックグラウンド処理は Mac のプロセス解説を参照してください。別のデーモンのリセット手順を音声サービスに当てはめないでください。
削除する前に経路を単純にする
各アプリの入力と出力の設定を記録します。短いテストでは、利用できる内蔵音声を選び、再生停止後に不要な外部オーディオ機器を外します。同じ処理を試したら元の経路に戻して比較します。
仮想デバイスは別途確認します。Loopback のマニュアルによると、アプリを閉じてもデバイスは残り、無効化と再有効化ができます。終了だけでは経路から外したテストになりません。設定を記録してから対象の仮想デバイスを無効にします。
BlackHole のサポート手順も、機器セットや複数出力を含む仮想ルーティングを説明しています。存在するなら経路を確認する理由になりますが、製品が高負荷の原因だという証拠ではありません。
サンプルレートと機器セットを確認する
Audio MIDI 設定を開き、問題が出るアプリの使用デバイスを確認します。変更前にレート、機器セットの構成、クロックソース、同期設定を記録して戻せるようにします。
macOS Tahoe 26 向けの Apple の機器セットの説明では、サンプルレートを合わせ、ハードウェアで同期していないデバイスには構成に応じたドリフト補正を使います。最高レートを選んだり、すべての同期設定を切り替えたりせず、その構成に合う手順に従います。不一致は調査対象ですが、すべての CPU 上昇の説明にはなりません。
最初に単独のデバイスと比較します。機器セットが必要なら、特定した設定だけを変え、再生とマイク入力を試して CPU を比較します。音が悪化したり必要な経路が使えなくなったりしたら、記録した設定に戻します。
所有元が分かるドライバだけを削除する
BlackHole のアンインストール手順は、このディレクトリ内のドライババンドルを指定しています。
/Library/Audio/Plug-Ins/HAL
ここは空にするキャッシュフォルダではありません。インストールしたアプリが分かり、削除手順と再インストール手段がある場合だけ、そのサードパーティ製ドライバを削除します。BlackHole は可能なら該当版の公式アンインストーラを使います。Loopback は内蔵の削除手順でデバイスとバックエンドを削除し、共有エンジンのファイルを推測で消さないでください。
削除前に経路を記録し、削除後は再生とマイク入力を試します。デバイスが再び必要なら提供元のインストーラを使います。アプリの削除は Zoom と Teams の削除手順、実測ガイドの Loopback、Zoom、Teamsを参照できます。
Core Audio の再起動はリセットとして扱う
BlackHole の手動削除は、ドライバ削除後に Core Audio を再起動します。これは特定のインストール手順であり、coreaudiod を繰り返し終了すれば高負荷が直るという証拠ではありません。音声が中断するため、提供元が指定するリセットの前には通話と録音を終えます。
リセットや再起動後は同じアプリとデバイスを試します。同じ経路で負荷が戻るなら、その組み合わせを記録して提供元に相談してください。一時的に静かになっても原因がなくなったとは言えません。
Mole が扱う範囲
Mole Mac のステータスのプロセス一覧には CPU 使用率が表示され、アプリの動作比較に使えます。アプリのアンインストールスキャンは、Zoom 向けの専用ルールなど、所有元を検証した HAL ドライバの残留を確認用に表示できますが、HAL 内の全ファイルを削除対象にはしません。Core Audio のシステム状態は保護され、Core Audio のリセット操作はありません。
よくある質問
coreaudiod の CPU 使用率が高いと必ず問題ですか?
一定の数値だけでは判断できません。同じ音声処理でアプリを止めた場合や経路を単純にした場合を比べ、続く負荷や音声不良を調べます。
HAL 内をすべて削除できますか?
できません。所有元を特定し、その提供元の手順で該当ドライバだけを削除します。再インストール手段と経路の記録を残してください。
coreaudiod を終了しても高負荷が戻るのはなぜですか?
リセットでは処理のきっかけとなったアプリ、経路、ドライバは削除されません。音声作業中にリセットを繰り返さず、一つのアプリと一つのデバイスで再現を確かめます。