Mac のアクティビティモニタの開き方と五つのタブの読み方
Mac が遅くなったら、アプリを終了する前に何が動いているかを確認します。アクティビティモニタでは、各プロセスと Mac 全体の CPU、メモリ、エネルギー、ディスク、ネットワークの状況を見比べ、変更を一つ加えた後で改善したかを確かめられます。
アクティビティモニタを開いて表示範囲を確認する
Spotlight でアクティビティモニタを検索し、アプリの結果を開きます。検索と結果の開き方は Apple の Spotlight ガイドで確認できます。
一覧が空、または予想より短い場合は、検索欄を空にして表示メニューを確認します。Apple のプロセス表示の説明では、次の表示範囲が区別されています。
| 表示範囲 | 表示されるもの | 使う場面 |
|---|---|---|
| すべてのプロセス | Mac 全体のプロセス | 原因不明の遅さを調べ始めるとき |
| ウインドウのあるプロセス | ウインドウを作成できるプロセス、多くはアプリ | 見覚えのあるアプリに絞るとき |
| すべてのプロセス(階層表示) | 親子関係でまとめたプロセス | ヘルパーを止める前に関係を調べるとき |
ウインドウのあるプロセスは絞り込みであり、バックグラウンドの処理が停止したわけではありません。調査後はすべてのプロセスに戻し、別のアプリを探す前に検索文字列も消します。
五つの主なタブを読む
症状に合うリソースを選びます。プロセスごとの列と一覧下部の Mac 全体の情報を分けて読むと、累積値を現在の速度と取り違えずに済みます。
| タブ | 最初に見る列 | 一緒に確認するもの |
|---|---|---|
| CPU | % CPU と CPU時間 | 一覧下部のシステム、ユーザ、アイドル状態 |
| メモリ | メモリ | 下部のメモリプレッシャーと使用済みスワップ |
| エネルギー | エネルギー影響と非スリープ | Mac ノートブックに表示される 12時間の電力 |
| ディスク | 読み込みバイト数と書き込みバイト数 | 下部の読み書きのグラフ |
| ネットワーク | 送信バイト数と受信バイト数 | 下部の毎秒の受信データと送信データ |
Apple は CPU の全体値を個別のプロセスとは別に説明しています。CPU 時間は使った処理時間の累積なので、今忙しいものを探すなら CPU 使用率で並べ替えます。
メモリの列で候補を探し、全体の状態と合わせて判断します。グラフの色とスワップはメモリプレッシャーのガイドで扱い、ここではメモリを解放する手順を重ねません。
Apple の定義ではエネルギー影響は相対値で、ワットではありません。過去 12 時間の列はより長い時間を見ており、Mac ノートブックにだけ表示されるため、現在の順位と一致するとは限りません。
ディスク表示は読み書きの状況で、アプリの保存容量ではありません。ネットワーク表示でも、転送済みの量と毎秒の転送量を分けます。累積値だけでは現在のボトルネックは分かりません。
並べ替えてから一つ変更する
列の見出しをクリックして並べ替え、大きな値が下に来たら並べ替えのコントロールで順序を反転します。不足する列は、上記の Apple の説明に従って表示 › 表示項目から追加できます。
比較中は表示範囲と並び順を揃えます。問題の処理中と終了後を観察し、何もしていないデスクトップと書き出し中の値をそのまま比べないようにします。
知らない名前が上位に来たら、止める前にプロセスの見分け方を確認します。上位というだけでは、その処理が不要だとは判断できません。
一つのプロセスを詳しく見る
行を選んでダブルクリックするか、情報ボタンを押すと詳細ウインドウが開きます。どちらの操作も上記の Apple の説明にあります。
調べたいプロセスが選ばれていることを確かめ、CPU とメモリの詳細をメインウインドウと比較します。ヘルパーの親を知りたいときは、短い名前から推測せず階層表示を使います。
このウインドウを開くのは確認の操作です。閉じて一覧に戻っても、プロセスは終了せず、ファイルも変更されません。
まず終了し、必要なときだけ強制終了する
アプリが応答するなら先に作業を保存します。対象を選び、停止ボタンを押して確認内容を読みます。違いは Apple の終了と強制終了の説明に記載されています。
終了は、安全に終了できる時点でプロセスを終わらせます。強制終了は直ちに停止するため、未保存の内容が失われ、依存する別のプロセスに影響する場合があります。別のユーザのプロセスには管理者認証が必要なこともあります。
数字の大きいものを順番に強制終了しないでください。分かっているアプリを一つ試し、同じタブと Mac の反応を比較してから次を決めます。
アプリを開き直して再確認することはできますが、強制終了で失った未保存データが戻る保証はありません。特定の書類や作業で再発するなら、その条件を記録します。
診断レポートは目的を決めて採取する
サポートからプロセスのサンプルや spindump を求められたら、Apple のシステム診断の説明に従います。これは調査用のレポートであり、アプリを修復するボタンではありません。
問題のアプリと実行中の作業を記録し、求められたレポートだけを採取します。内容を確認し、送信先が分かるまでは公開しないでください。
Mole が扱う範囲
Mole Mac のステータスダッシュボードとメニューバーパネルは、CPU とメモリの使用率、ディスク空き容量、ネットワーク転送速度、上位プロセスを表示します。ディスクの読み書き速度は、表示条件を満たす活動量があるときにディスクのカードに現れます。
概要で変化に気付き、表示範囲の切り替え、詳細ウインドウ、診断レポートが必要ならアクティビティモニタを開きます。概要表示はその調査機能の代わりにはなりません。
よくある質問
プロセスが一覧に見つからないのはなぜですか?
検索欄を空にしてすべてのプロセスを選び、それから判断します。ウインドウのあるプロセスでは、ウインドウを作れないものが除かれます。
ディスクの数字が最大なら保存容量も最大ですか?
いいえ。ディスクタブは読み書きしたバイト数などの活動を測ります。保存ファイルが占める容量の順位ではありません。
強制終了なら作業を失わずに速くできますか?
保証はありません。保存して終了を試し、応答しないと分かっているプロセスだけ、未保存内容を失う可能性を受け入れて強制終了します。