Mac の Safari がメモリを使いすぎるときの確認方法
Safari がメモリ使用量の上位にあっても、それだけで異常とは言えません。開いている内容と Mac の動作を記録してから、タブや機能拡張を一つずつ変えて比較します。すべて終了した直後の小さな数値より、同じ条件で改善を再現できることが大切です。
メモリの数値を状況と合わせて読む
Apple のアクティビティモニタのメモリガイドは、メモリプレッシャー、圧縮メモリ、スワップを説明しています。アクティビティモニタのメモリを開き、Safari 関連の行とグラフ、実際の操作感を記録します。
空きメモリだけが判断材料ではありません。Apple は未使用メモリをファイルキャッシュに使って性能を高める仕組みも説明しています。使用量が多くても快適な状態と、プレッシャーが続き操作が止まる状態は別です。グラフの読み方はメモリプレッシャーの解説を参照してください。
| 観察したこと | 次の比較 | 分かること |
|---|---|---|
| 多数のページを開いている | 作業を保存し不要なタブを閉じる | 開いている作業量の影響 |
| 特定サイトが気になる | そのサイトだけで試す | 症状がサイトに付いてくるか |
| 機能拡張が有効 | 無効にして比較する | 機能拡張が関係するか |
| プライベートウインドウでは違う | 機能拡張を別に確認して比較する | セッションデータや機能拡張を調べる必要性 |
どの観察も、それだけでメモリリークを証明しません。何もしていないウインドウと動作中の Web アプリを比べず、ページ、操作、試す時間をそろえます。
Safari 本体の行だけを見ない
WebKit のアーキテクチャ文書によると、ページは WebContent プロセスで動き、アプリ本体や共有ネットワークプロセスとは分かれています。Safari という行だけでは、使用量の一部を見落とす可能性があります。
アクティビティモニタに実際に出た名前を記録します。サイト名が表示される行があれば、そのページとの比較の手がかりにします。タブとプロセスが必ず一対一に対応する証拠にはしません。
試す前に、そのページの未保存の作業を残してください。知らない補助プロセスを終了させるより、Safari 内でページを閉じる方が比較しやすくなります。
必要な内容を残してタブを減らす
Apple は個別のタブを閉じる方法を案内しています。不要なページから閉じ、疑わしいサイトを残して同じ操作を繰り返し、メモリと応答を観察します。
ほかの Safari ウインドウや普段使うタブグループも記録に含めます。Apple のタブグループの説明はページを整理する機能についてで、メモリの測定ではありません。グループ内のタブ数から現在の RAM 使用量は判断できません。
開くページを減らして改善したら、次の作業に必要なものだけ開き直します。同じサイトだけで再現するなら、無関係な閲覧データを消すのではなく、そのサイトを調べます。
機能拡張とプライベートウインドウを別々に試す
Apple の Safari の対処手順には、機能拡張の無効化とプライベートウインドウでの確認があります。元に戻せるよう、有効な機能拡張を先に記録します。
- 作業を保存し、Safari の設定で機能拡張を無効にして同じページを試します。
- 改善したら一つずつ有効に戻し、その都度比較します。
- 別の比較として Shift-Command-N でプライベートウインドウを開き、同じサイトを試します。
- 原因と確認できたものを除き、機能拡張の選択を元に戻します。
プライベートウインドウで改善しても診断は確定しません。ログイン状態、保存データ、機能拡張のアクセス許可が違う可能性があります。サイト自体が直ったと判断する前に、差を確認します。
Apple の同じページには、このテストで改善した場合に対象サイトのデータを削除する方法があります。ログイン情報を用意し、機能拡張のテストと分けて行います。ディスク上のキャッシュはブラウザのストレージガイドで扱っています。
タブをため続けない
Apple の現在のタブ設定ガイドには、1 日、1 週間、1 か月後の自動クローズと手動クローズがあります。設定を探す前に、ガイドのバージョン選択をインストール済み Safari と照合します。
その項目があるバージョンなら、必要なリンクを保存してから期間を選びます。手動に戻すと以後の自動クローズは止められますが、閉じたタブの未保存の作業は戻りません。項目がなければ iPhone 専用の設定手順を使わず、手動で閉じます。
改善が続くか確認する
同じページと機能拡張の選択で、元の作業を繰り返します。遅さが戻るか、どのサイトが関係するか、同程度の操作中にメモリが増え続けるかを記録します。
特定のサイトで続くなら、その情報をサイトの開発者に伝えます。Apple の対処ページには macOS の更新で Safari を更新する方法もあります。別のブラウザで比較はできますが、Chrome の補助プロセス名や動作は Chrome のガイドを参照してください。
Mole が扱う範囲
Mole Mac のステータスのプロセス一覧は MEM で並べ替えてメモリ使用量を比較できます。所有元のアプリが認識されたプロセスをまとめ、帰属する WebKit プロセスも含めるため、アプリの行は Safari のタブ一覧ではありません。Safari 内で変更しながら、アプリ単位のメモリを比較するために使います。
よくある質問
Safari のメモリが多ければ必ず問題ですか?
一つの数値だけでは異常を証明できません。メモリプレッシャー、応答、同じ閲覧作業の前後を比べて判断します。
プライベートウインドウで改善すれば機能拡張が原因ですか?
いいえ。サイトの保存データやログイン状態も違う可能性があります。機能拡張は別にテストし、選択を元に戻します。
RAM を減らすためにディスクのキャッシュを消すべきですか?
ディスクの空きが増えても、メモリの問題が直った証拠にはなりません。ページや機能拡張を切り分け、同じ作業で再比較します。