# Windows のキャッシュを削除する前に確認すること

PC を使ううちに、ブラウザー、シェーダー、パッケージのキャッシュが増えていきます。再生成できるものもあれば、オフライン用ファイルや設定と同じ場所に入るものもあり、フォルダー名だけでは区別できません。

## キャッシュと自分のファイルを分ける

| 内容 | 削除前に確認すること |
| --- | --- |
| ブラウザーの画像、コード、シェーダーのキャッシュ | 使用中のアプリを終了する。次回に再取得やコンパイルが必要になることがある |
| npm、pip などのダウンロードキャッシュ | 次のインストールで再取得が必要。オフライン作業の予定を確認する |
| Windows の一時ファイル、エラーレポート | 対応パスや経過時間の条件を確認し、使用中のファイルは残す |
| オフライン音楽、Web アプリのデータ、設定 | 必要か自分で判断する。再生成できるとは限らない |
| ローカル AI モデル、会話、作業文書 | AppData にあっても個人ファイルとして扱う |

AppData は保存場所の名前で、削除してよい種類を示してはいません。パスワード、会話履歴、ログイン状態、アップロード待ちのファイルも入るため、丸ごと消すとそれらも失われます。

## 再生成にも元データが必要

ブラウザーの画像は再ダウンロード、シェーダーは再コンパイル、パッケージは配布元への接続が必要になる場合があります。どれもキャッシュですが、作り直す負担は違います。出先でオフライン作業をする前やゲームを始める前の削除は、次の作業に必要なものを消すことにもなります。

個人データには同じ保証がありません。Web のオフライン領域には未同期の変更が、チャットのデータベースにはこの PC にしかない履歴があるかもしれません。誰が再生成するのか、その元データが残っているかを確認します。Cache という名前だけでは答えになりません。

<figure class="blog-diagram">
  <picture>
    <source media="(max-width: 900px)" srcset="/img/blog/windows-windows-cache-cleanup-ja-mobile.webp" type="image/webp" width="768" height="1500">
    <img src="/img/blog/windows-windows-cache-cleanup-ja.webp" width="1360" height="454" loading="lazy" alt="削除前にキャッシュの用途を確認する">
  </picture>
  <figcaption>再生成、使用中かどうか、復元方法を確認し、削除後に空き容量と残した内容を確かめます。</figcaption>
</figure>

## 削除量と空き容量を別々に確認する

対象ドライブの空き容量を記録し、作業中は大きなダウンロードやインストールを避け、終了後に同じドライブを更新して確認します。ごみ箱への移動は保存場所を変える操作で、完全削除にはごみ箱からの復元手段がありません。圧縮、ハードリンク、新たな書き込みでも、スキャン結果と空き容量の増加は変わります。バイト単位で一致するとは限りません。

クラッシュダンプやエラーレポートは診断に使います。クラッシュを調べている間は最近のものを残してください。削除しても原因は直らず、証拠を失う場合があります。削除後は元のアプリを開き、オフラインコンテンツやログイン状態も確認します。

Windows の[ストレージ センサーの設定](https://support.microsoft.com/en-us/windows/experience/storage-filemanagement/manage-drive-space-with-storage-sense)では、ごみ箱、ダウンロード、クラウドのローカルコピーに時間条件を指定できます。最近開いていなくても必要なファイルはあります。用途とバックアップを確認してから自動処理を選びます。

## Mole の選択内容を確認する

クリーンでスキャンし、確認画面を開きます。再生成できるキャッシュは選択されますが、個人データが混在する項目は自分で選びます。使用中のキャッシュはスキップされるため、アプリを終了するとロックが解除される場合があります。次回起動は再構築のため遅くなることがあります。

Windows の一時ファイルなど管理者権限が必要な項目は個別に選択します。すべて選択では選ばれず、削除時に権限を求められます。拒否した場合は残ります。配信の最適化のダウンロードは Windows サービスが管理しており、Mole はフォルダーの所有権を取得せず、完了したキャッシュの削除をサービスに依頼します。

通常のキャッシュは設定した削除方法に従います。完全削除したキャッシュはごみ箱から復元できません。Scoop の旧バージョンなど確認対象の項目も、説明を読んでから判断してください。

## 後で空き容量が変わる理由

ごみ箱のファイルも元のドライブの容量を使います。復元が不要と決めてから空にします。アプリは使うほど新しいキャッシュを作るため、今日減らしたものが来週また増えることもあります。

設定の「システム」「ストレージ」から使えるストレージ センサーも一時ファイルを扱います。[Microsoft の説明](https://support.microsoft.com/en-us/windows/experience/storage-filemanagement/manage-drive-space-with-storage-sense)で、一時ファイル、ごみ箱、ダウンロード、クラウドの設定を分けて確認してください。ダウンロードした文書まで消す必要はありません。

それでも容量不足なら、[大きなファイルの調べ方](/windows/blog/find-large-files-on-windows)へ進みます。モデル、ゲーム、仮想ディスクが原因なら、キャッシュを繰り返し消しても小さくなりません。


Canonical: https://mole.fit/ja/windows/blog/windows-cache-cleanup
