# Mac の VS Code キャッシュを設定を残して削除する

> VS Code のキャッシュとワークスペースの状態を見分け、設定や拡張機能を残しながら再生成できる部分だけを削除します。

Published: 2026-10-28

VS Code の容量が増えたり不調が続いたりしても、設定をすべてリセットする必要があるとは限りません。Mac の `Code` フォルダには、再生成できるキャッシュと設定、ワークスペースの状態、拡張機能のデータが混在しています。まずウィンドウの再読み込みや拡張機能の切り分けを試し、その後で特定できたキャッシュだけを削除します。

## Code フォルダの中身を見分ける

Microsoft の標準リリースでは、ユーザーデータは `~/Library/Application Support/Code` にあります。既定のプロファイルの設定や状態は `User`、インストール済みの拡張機能は通常 `~/.vscode/extensions` に保存されます。起動オプションで保存先を変更している場合は別です。Microsoft の[設定ドキュメント](https://code.visualstudio.com/docs/configure/settings)に設定ファイルの場所があり、[環境設定の実装](https://github.com/microsoft/vscode/blob/main/src/vs/platform/environment/common/environmentService.ts)ではワークスペースのストレージ、ログ、拡張機能のダウンロードを分けています。

次の表のパスは、最後の行を除き `~/Library/Application Support/Code` からの相対パスです。

| 場所 | 内容 | 判断 |
| --- | --- | --- |
| `Cache`、`Code Cache`、`GPUCache` | Chromium のリソース、コンパイル済みコード、描画のキャッシュ | 再生成可能、終了後に削除 |
| `CachedData` | ビルドごとの VS Code 起動用コードキャッシュ | 再生成可能、次の起動が遅くなる場合あり |
| `CachedExtensionVSIXs` | ダウンロード済みの拡張機能インストールパッケージ | 削除可能、後のインストールや更新で再ダウンロードされる場合あり |
| `User/workspaceStorage` | ワークスペースごとのエディターと拡張機能の状態 | 原則保持、個別に確認 |
| `User/globalStorage` | 永続的なエディターと拡張機能のデータ、サインイン関連の状態を含む場合あり | 保持、一般的なキャッシュではない |
| `logs` | 過去のセッションの診断記録 | 調査後に古いセッションだけを削除 |
| `User` | 設定、キー割り当て、スニペット、プロファイルなど | ローカル履歴も含め保持 |
| `~/.vscode/extensions` | インストール済みの拡張機能 | 保持、エディターから管理 |

Electron の[ユーザーデータの説明](https://www.electronjs.org/docs/latest/api/app#appgetpathname)では、Chromium のキャッシュは Cookie やローカルストレージと同じ領域に置かれます。隣接するフォルダまで削除してよいわけではありません。これらは実装上の情報で、すべてのバージョンにすべてのフォルダが存在する保証ではありません。

## まず VS Code 自身の操作を試す

ファイルを保存し、Shift + Command + P でコマンドパレットを開いて Developer: Reload Window を実行します。これはウィンドウの再読み込みで、ディスクキャッシュを消去する操作ではありません。表示の更新が止まったときに試せる小さな変更です。[実装](https://github.com/microsoft/vscode/blob/main/src/vs/workbench/browser/actions/windowActions.ts)でもウィンドウの再読み込みを呼んでいます。

拡張機能を変更してから不調になった場合は、保存データを削除する前にその拡張機能を無効にします。Microsoft の[パフォーマンス調査手順](https://github.com/microsoft/vscode/wiki/Performance-Issues)にある Help: Start Extension Bisect は、拡張機能をグループ単位で無効にして症状が続くか確認します。原因の拡張機能が分かったら、その公式手順でリセットや再構築を行います。拡張機能が自由に保存するデータを、共通のキャッシュ削除操作で安全にリセットすることはできません。

## 移動する前に容量を測る

Finder で Shift + Command + G を押し、`~/Library/Application Support/Code` を開きます。親フォルダの合計をすべて削除可能な容量と考えず、子フォルダごとに確認します。ターミナルでは次の読み取り専用コマンドで測れます。

```sh
du -sh "$HOME/Library/Application Support/Code"/*
du -sh "$HOME/Library/Application Support/Code/User"/* "$HOME/.vscode/extensions"
```

1 行目で最上位のキャッシュと `User` を分け、2 行目でワークスペースやグローバルストレージの割合を確認できます。親と子の容量を加算しないでください。パスがないという表示はその場所が存在しないことを、権限エラーは測定が不完全なことを意味します。

これは標準の安定版のパスです。`--user-data-dir` や `--extensions-dir` を指定しているなら、その保存先を確認します。Microsoft の[コマンドラインリファレンス](https://code.visualstudio.com/docs/configure/command-line)に両方の指定があります。リモート開発環境のデータは別に調べ、このローカルフォルダにあると決めつけないでください。

## 再生成できる部分だけを削除する

1. 作業を保存し、統合ターミナルのタスクを終え、Command + Q で VS Code を完全に終了します。ウィンドウを閉じるだけでは終了になりません。
2. 状態を変更する実験の前に `User` をバックアップし、拡張機能が再生成できない内容も別に保存します。プロジェクトとその `.vscode` 設定はそのままにします。
3. Finder で `Code` を開き、対象と確認した `Cache`、`Code Cache`、`GPUCache` または `CachedData` だけをゴミ箱に移動します。関連する 1 つから始め、隣のフォルダまで一度に消さずに結果を確認します。
4. ダウンロードが大きければ `CachedExtensionVSIXs` を別に確認します。これはインストール済みの拡張機能ではなくインストール用アーカイブです。入手し直せないオフライン用パッケージは別に保存します。[拡張機能のダウンローダー](https://github.com/microsoft/vscode/blob/main/src/vs/platform/extensionManagement/node/extensionDownloader.ts)は既存パッケージを再利用し、なければダウンロードします。
5. 調査の記録が不要になったら、必要に応じて `logs` の古いセッションを削除します。新しいログは作られますが、削除した診断履歴は戻りません。

同じプロジェクトを開き直して元の症状を確認し、それからゴミ箱を空にするか判断します。リソースの使用に伴ってキャッシュが戻り、最初の起動が遅くなることもあります。通常の再生成であり、それだけでは失敗ではありません。

## ワークスペースのストレージは状態として扱う

`User/workspaceStorage` はワークスペース ID ごとにフォルダを持ちます。Microsoft の[ストレージ実装](https://github.com/microsoft/vscode/blob/main/src/vs/platform/storage/electron-main/storageMain.ts)は `state.vscdb` と `workspace.json` を書き込み、拡張機能もワークスペース固有のファイルを置けます。大きな項目には、索引だけでなく拡張機能の会話など有用なローカル状態が入っている場合があります。

各項目の `workspace.json` を読んで、対応するフォルダやワークスペースを特定します。プロジェクトを削除、移動した後も残ることがありますが、見つからないのはドライブが未マウントなだけかもしれません。状況を確認し、その項目をバックアップして VS Code を終了してから、個別の削除を検討します。プロジェクト本体は別でも、失った状態は開き直すだけでは戻りません。リモートの項目や判別できないものは残します。

`User/globalStorage` は保持します。リセットすると拡張機能の永続データが失われ、再サインインが必要になる場合があります。影響は拡張機能と VS Code のバージョンによって異なり、`settings.json` だけではすべての状態を保持できません。

## 容量と残った症状を確認する

プロジェクトを開いて使った後、同じコマンドで再測定します。ゴミ箱のファイルも削除するまではディスクを使うため、`Code` が小さくなっても空き容量がすぐ増えるとは限りません。設定と拡張機能、元の症状を確かめるまで復元できる状態を保ちます。

症状が続く場合は、未使用の新しいディレクトリで独立したインスタンスを試せます。

```sh
code --user-data-dir "$HOME/vscode-cache-test-data" --extensions-dir "$HOME/vscode-cache-test-extensions"
```

通常の設定をリセットせずテスト用データを作ります。`code` が見つからなければ、コマンドラインリファレンス内の macOS 設定手順を使います。最初の比較前には Settings Sync を有効にせず、拡張機能も入れません。新しい環境で正常でも、通常のプロファイルや拡張機能に差があるという手掛かりで、キャッシュ破損の証明ではありません。サインインが消えた場合は削除を止め、移動した状態フォルダを確認し、適切なら VS Code を終了してバックアップを戻します。

## Mole が扱う範囲

Mole Mac のクリーンには `CachedData`、`Code Cache`、`GPUCache` と存在する `WebStorage/<id>/CacheStorage` が並び、処理可能なら既定で選択されます。Application Support の項目にはフルディスクアクセスが必要で、VS Code の実行中は関連項目を削除できません。ローカルの対象フォルダがなくなった `User/workspaceStorage` の項目は確認用で、最初は未選択です。この種類を今後クリーンしないを選ぶと、将来の一致も含め VS Code のそのルールを除外します。これらの項目は設定、グローバルストレージ、使用中の拡張機能を対象にしません。キャッシュの削除方法は既定で完全に削除となり、ワークスペース項目にも必ずゴミ箱に入れる例外はありません。復元可能にするにはキャッシュの削除方法でゴミ箱に入れるを選びます。[VS Code の検証済みアプリガイド](https://mole.fit/tested-apps/vscode)はアンインストールの一覧を扱います。

削除したいのがエディター自体なら [Mac から VS Code をアンインストールする手順](https://mole.fit/ja/blog/how-to-uninstall-vscode-mac)、パッケージ管理やプロジェクトのビルドキャッシュなら[開発キャッシュのガイド](https://mole.fit/ja/blog/how-to-clear-dev-caches-mac)を参照してください。

## よくある質問

### 設定や拡張機能も消えますか？

範囲を限定した上記の手順では `User` と `~/.vscode/extensions` を残します。`Code` 全体の削除はユーザーデータのリセットで、別の操作です。Microsoft の[アンインストール説明](https://code.visualstudio.com/docs/setup/uninstall)にもその区別があります。

### キャッシュがまた増えるのはなぜですか？

使用するうちにコードや描画のキャッシュが再生成され、後のインストールや更新で拡張機能のアーカイブが再ダウンロードされる場合もあります。過剰なデータを作り続ける拡張機能は、何度削除しても直りません。

### ワークスペースのストレージを全部削除できますか？

保存されている全ワークスペースのローカル状態を失います。個別に確認してバックアップを残してください。起動時にフォルダが再作成されても、以前の内容が復元されたわけではありません。

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